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母豚の種付けから肉豚の出荷まで
すべての工程を弊社農場内で完結

分娩舎

母豚と哺乳豚は適正温度に大きな差があるため、哺乳豚が常に温かい寝床で過ごせるようにコルツヒーターを備え付けた保温箱を設置。

離乳舎

母豚から離れ、子豚にとって一番ストレスを感じてしまう時期になるのでデリケートな管理が大切。舎内は徹底した洗浄、消毒、乾燥を行い、まだ未成熟な子豚の体調が崩れてしまわないようにコルツヒーターやガスヒーターなどで十分な暖をとり、子豚にとって最適な環境づくりを整えます。

肥育舎

肥育舎はもみ殻とおが粉を混合させた敷料を使い、豚にとって気持ちの良い寝床をつくることに重点を置いています。従来のスノコ豚舎よりも広いスペースをとり豚が元気に走り回れる環境です。

養豚を営むにあたって大きな問題として衛生管理の問題があります
豚の疾病の問題ににつながるとても大切な要素です

衛生管理

豚の移動や、出荷によって空になった舎内は次の導入する豚たちが衛生的に過ごせるように洗浄を行います。洗浄は高圧洗浄機を用いり細かい汚れまで徹底的に洗い流します。その後、水洗では落とせない目に見えない汚れや菌を処理するために噴霧消毒を行います。その後その消毒をしっかりと乾燥させることで殺菌の効果をより100%に近づけることができます。一見地味に見える作業ですが、結果的に一番の衛生対策になる大切な工程です。

空舎になった豚房に連続して子豚を導入する従来のシステムでは近隣の子豚との接触や同じ空気を共有することにより病気に感染しやすいというリスクがあります。弊社農場の離乳舎では豚房ではなく部屋全体の豚が全て空になるまで時間を置いて、十分な洗浄消毒乾燥を行った上で導入するシステムを採用しています。これにより違う衛生レベルの豚と接触や空気の共有がなくなり、疾病予防に大きな効果を発揮します。

各豚舎の入り口には踏込み消毒層を設置し、それに長くつをつけてから舎内に入ることで不要な菌の持ち込みを制限することができます。他に、外部から農場内へ餌や出荷などを導入する理由で車両が入るときは噴霧消毒により車体をきれいな状態にしてから入場します。