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『たくやのとこ豚トーク』について

豚をこよなく愛し
養豚の仕事は命の仕事と語る
細川拓也さんを話し手として迎え
豚に関するあんな事からこんな事まで
とことん語り尽くすコーナー
それが『たくやのとこ豚トーク』

業界のイメージをぶっ壊す!
をメインコンセプトに
養豚の新たな未来を見すえ
たくやのとこ豚トークはつづく

話し手 細川拓也さん(有限会社細川農興 常務取締役)
聞き手 蓬田太一さん(モノクロ株式会社)

第1回
たくやのとこ豚トーク スタート!!!の巻

たくや
たくやのとこ豚トークの第1回目ということでよろしくお願いします!
よもぎだ
よろしくお願いします!
ところで今日は何でスーツを着ているんですか?
たくや
いやいや(笑)「撮影があるからスーツに着替えてください」と、
蓬田さんが言ったからじゃないですか!
よもぎだ
そうでしたね。
いつもスーツを着て仕事をしている訳では無いんですよね?
たくや
そうですね。
出落ち感半端ないです。
よもぎだ
気を取り直して、細川さんの自己紹介をお願いします。
たくや
有限会社細川農興で常務取締役を務めております細川拓也と申します。
よもぎだ
緊張しているんですか?
表情が硬いですよ。
たくや
若干…。
よもぎだ
では普段の役割を教えてください。(笑)
たくや
基本的にはプレイングマネージャー的な立ち位置で仕事をしています。
人手が足りないときは現場にも入ったりしていますね。
最近はデスクワークが多くなってきました。
よもぎだ
デスクワークと言いますけど、
仕事をしないで動画とか見ているわけじゃないんですよね?
たくや
いやいや(笑)
たまに見たりはしますよ!
休憩中ですけどね!
よもぎだ
たしか経理業務も細川さんが担当しているんでしたよね?
たくや
そうです!雑務も行いますし、営業も行います!
よもぎだ
営業!?営業もしているの?
養豚業の営業ってどのような仕事なんですか?
たくや
一言で営業と言ってもいろいろな意味合いがあるんですが、
商談だったりと様々ですね!
私たちの商品は豚ですので、
売り先である屠畜(とちく)する会社に直接営業にいくか、
中に入ってくれる卸売業者と契約したりするんですね。
その中で、どこの会社に卸すのかで条件に差があるので、
様々な会社と商談を重ね卸先を決めています。
これが私の言う営業ってことですね。
よもぎだ
屠畜する会社があるなんて全く知りませんでした。
たくや
ちなみに、秋田県には一般豚を屠畜できる会社は2社しかありません。
よもぎだ
えぇ!?2社しか無いんですか!?ほぼ独占企業ですね。
豚を屠畜する会社に卸したら、
それが国内のどこかで国産豚肉として販売されているわけですか?
たくや
そういうことです!
ほとんどの農家さんは、自分たちで育てた豚がどこに流通しているか分からないはずです。
一般的には屠畜する会社で取引が完了するので、
私たちは育てて卸すまでが仕事になります。
しかしそこには問題があって、消費者がどこの豚肉を買っているかが分からないんですね。
そこに着目して生産者の顔が見える状態で販売している農家さんもいますが極少数です。
よもぎだ
農家が自社で屠畜もして加工もして販売している会社はあるんですか?
たくや
あります。ただ資本力がある○○ハムなど大手企業がほとんどですかね。
普通は自分たちで消費者に届けようとすると、
屠畜する会社に卸してから肉の塊を買い戻す流れになります。
そこから肉の塊をスライスしたりカットしたり加工して販売するんです。
よもぎだ
やはり屠畜の部分は外注になるわけですね。
一般消費者は知らないでしょうね。
たくや
豚に限らず畜産関係全般がそうだと思うんですが、
消費者がどのようにして普段食べている豚肉ができるのか、
知らなさすぎるのも生産者として悲しく思います。
スーパーに並んでいるきれいなスライス肉を購入して食べる。
それが当たり前の日常で、生産過程を知る気にもならないのが普通だと思います。
ただ、スーパーに陳列されるまでに、さまざまな工程があってたくさんの人が携わり、手間ひまかけ消費者のもとへ届く。
それを知ってもらいたいですし、私たちが知ってもらう努力をするべきだと思います。

よもぎだ
そうですね。私もお金を支払えば何でも手に入るのが当たり前だと思って、
その商品がどのような過程でできているか考えずに生活していました。
ありがたみを感じる心を持たないといけませんね。
たくや
話は戻りますが、そんなこんなで、東日本にある卸売業者さんや屠畜会社さんに商談へ行くわけです。
関東に行けば行くほど運賃が高くなるのであれですが…。
よもぎだ
高く売れれば売れたほど儲かるわけですもんね!(笑)
たくや
そうですね!(笑)
地域によっては、養豚場が少なかったり、豚肉が安定して供給されなかったりすると、
遠い場所でもいい条件で取引して貰える場合もあります。
この前も群馬県に商談へ行ってきましたが、
破談に終わりました。(汗)
よもぎだ
それは残念でしたね。
ところで東北地方には屠畜できる会社は何社くらいあるんですか?
たくや
実は東北って少ないのです。
公的なところで指に収まる程度だったかと思います。
会社など入れても11社くらいじゃないでしょうか。
九州の方は多いですけどね!
養豚が盛んなので。
よもぎだ
意外と少ないですね。
たくや
それなので、仲卸業者と取引をして関東の方に豚肉を販売している農家さんも結構多いです。
よもぎだ
秋田県で生産された豚肉が全国に流通していることを、もっと消費者に知ってもらいたいですね。
会社のことについて伺います。
細川農興さんはいつから養豚業を営まれているんですか?
たくや
法人化したのが平成元年の4月です。
父がそれ以前から20年ほど個人事業主として
養豚を続けていたみたいです。
よもぎだ
父さんが初代ですか?
たくや
厳密に言うとおじいちゃんが初代ですね!
庭先で豚を一頭二頭飼いながら農業を営んでいたようで、
そのスタイルが一時期はやっていたみたいです。
豚に関しては投げやりな感じだったようですけど。

その後に父が、養豚って儲かるのではないかと考え、
農業をきっぱりやめ、空いた土地を豚舎にして本格的にスタートしました。

よもぎだ
もともと農業をしていたのですね。

といいますか、お腹が出ていますけど…。

たくや
ジロジロ見るのは止めてもらえます?(苦笑)
よもぎだ
写真一枚撮りますね…。

もともと農家として何を作っていたんですか?

たくや
米作りをしていたと聞いています。
たぶんですけどね!
元々おじいちゃんは農協で働いていたって話です。
それなので、そこそこの規模で米栽培をしていたのかと思います。
よもぎだ
豚の堆肥は肥料に使えますよね。
農業をやめないほうがよかったのでは?もったいないじゃないですか。
たくや
自分の家で使うくらいなら、豚が一頭二頭ならちょうどいい堆肥の量ですけどね。
ただ、父が養豚を大規模化してしまったので自社ではどう考えても処理しきれないんです。
ですので、堆肥は近隣で農業をしている方に使っていただいたほうが良いわけです。
よもぎだ
ありがたい話ですね。
ある意味循環しているというか。いろいろな面で地域の役に立っていますね。

大規模化して従業員さんは何人いるのですか?

たくや
父である社長がいて、私がいて、従業員さんが3人の計5名体制です。
そして、12月から新しく働き始める方がいるので、もうすぐ6人になります。
よもぎだ
秋田県内で言えば細川農興さんはどれくらいの規模になりますか?
たくや
秋田県内で見れば真ん中くらいじゃないですかね。
全国的に見てもちょうど中規模になります。
よもぎだ
私が聞いておいてあれですが、
その規模っていうのは従業員数とかではなく育てている豚の頭数とかになるんですか?
たくや
最近は年間出荷頭数が基準にされます。
母豚数を基準にするのは昔は当たり前だったのですが、
最近は品種改良の成果で一頭辺りの産む頭数が変わってきました。
当社の豚も結構たくさん産む方なのですが、
昔に比べると1.5倍くらい産むわけです。
そうなってくると、会社によって品種の違う母豚数を基準にしてしまうと最終的な出荷数が変わるので、
年間出荷頭数を指標としているようです。
当社で年間約5,000頭の出荷になります。
(次回につづく)
2019.11.19
つづく